セロトニンが減る4つの原因

1,トリプトファンなどの材料不足

当たり前ですが材料が不足すれば作られる量も減ってしまいます。

セロトニンの材料となるトリプトファンや合成に必要なビタミンB6。セロトニンを脳内に効率よく送り込むために必要なインスリンは炭水化物を摂ることで分泌されます。

朝食を抜いたり偏った食生活をしているとこれらの栄養を不足させセロトニンを減らしてしまいます。

2,セロトニン神経への刺激が足りない

セロトニン神経に刺激を与えるのは『太陽の光』や『リズム運動』『首を回す』などです。これらの刺激が足りないとどうなるのか。

セロトニン神経の自己制御機能

セロトニン神経にはセロトニンを暴走させないように制御するための機能があり、これが関係してきます。

それは分泌のために送り出したしたセロトニンの一部を分泌させずに自分自身に送り返すというもの。送り返されたセロトニンは『セロトニン自己受容体』という部分からセロトニン神経に再び取り込まれます

セロトニン自己受容体

戻ってきた量が多いと分泌させすぎと判断し、活動を抑えて調整するようになっているんです。

刺激が足りないと・・・

セロトニン自己受容体は刺激の少ない日が続くと遺伝子のスイッチがONになり数を増やすという特徴を持っています。

増加した自己受容体は送り出されたセロトニンをどんどん再取り込みしてしまい、セロトニン神経は常に在庫過多に。そうなると分泌のさせすぎと勘違いして活動を弱め送り出すペースを落としてしまいます。

この状態が続くとセロトニン神経は活動を弱めたままで安定してしまい、分泌されるセロトニンの量も減ったままになってしまうのです。

一度ONになった遺伝子のスイッチを切り自己受容体を減らすには約3ヶ月もかかってしまうので毎日刺激を与えることがとても大切になります。

3,疲れが溜まっている

疲労物質の乳酸は脳にも溜まるのですが、この乳酸がセロトニン神経の『セロトニントランスポーター』という部分を刺激することがわかっています。

セロトニントランスポーター

セロトニントランスポーターは、神経末端から分泌されたものの相手先の受容体と結びつかずシナプス間隙に溜まってしまったセロトニンを取り込んで再利用するためのもの。

脳に溜まった乳酸はトランスポーターを刺激し活動を活発化させます。

活発化したトランスポーターは必要以上にセロトニンを取り込んでしまい受容体と結びつく量を減らしてしまうのでセロトニンは役割を果たすことができず、身体はセロトニン不足と同じ状態になってしまいます。

4,ストレスが溜まっている

ストレスを受けるとその情報は視床から大脳皮質へ、そして視床下部の室傍核へと伝えられるのですが、この室傍核はストレス情報を受け取るとセロトニン神経の活動に抑制をかけてしまうのです

精神的なストレスを溜め込んでいるとセロトニン神経が活動を抑えられたままになってしまうので、少しづつでも気晴らしをして室傍核の抑制から開放してあげましょう。

セロトニンが減ってしまうとメラトニンの分泌量が少なくなり、睡眠に良くない影響が出てしまうのでできるだけ意識して減少を抑えたいところです。毎日の活動の他に、トリプトファンを多く含んだものを意識して食べると減ってしまったセロトニンを取り戻すことができますよ。
次のページではセロトニンの素になるトリプトファンを多く含んでいる食べ物などを紹介します。→【メラトニン、トリプトファンを多く含む食べ物】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です